天守閣が有名な熊本城ですが、今回はあえて

二の丸から三の丸、外堀方面

をゆっくり散策してみました。

観光客でにぎわう天守周辺とは少し違い、外堀周辺は驚くほど静かです。

復旧中の石垣や櫓を間近に見ながら、熊本城の“いま”を感じることができました


しかもこのエリアは

入園料不要で楽しめる

のも大きな魅力。

王道の熊本城の見どころは、こちらの記事で詳しくまとめています。

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※この記事の写真は、2026年2月に撮影したものです。

熊本城の外堀散策コース(無料で楽しめるルート)


今回歩いたコースはこちらです

二の丸広場

二の丸御門

三の丸

埋門跡

平櫓・不開門

戌亥櫓跡

二の丸広場へ戻る

所要時間は約30〜40分ほど。
ゆっくり写真を撮りながらでも1時間あれば十分楽しめます。

「熊本城天守閣は見たことがある」という方にもおすすめの静かな散策コースです。

駐車場から歩く場合は、こちらの記事も参考にどうぞ。

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二の丸広場から三の丸へ

スタートは二の丸広場から。
「博物館」方面の案内板を目印に三の丸へ向かいます。

熊本城 熊本城二の丸広場
熊本博物館

二の丸広場とは

江戸時代、この場所には上級家臣の屋敷が建ち並び、藩校が置かれていました。

その藩校の名は『時習館
1755年、熊本藩第8代藩主である細川重賢によって創設された文武両道の藩校です。

幕末には『横井小楠』も学び、塾頭を務めたことでも知られています。

二の丸御門から三の丸へ

二の丸の出口にある「二の丸御門」

熊本城二の丸広場 熊本城二の丸御門

その先には熊本城らしい曲がりくねった通路が続き、防御の工夫が感じられます。

熊本城二の丸御門 熊本城石垣

少しずつ復旧が進んでいる様子も見られ、歩いていて嬉しくなる瞬間です。

この通路を抜けると、左手に三の丸駐車場が見えてきます。

熊本城外堀 熊本城三の丸駐車場

三の丸から外堀へ

三の丸から外堀へ。

熊本城三の丸 熊本城外堀 加藤神社入り口

途中、『加藤神社』と看板が出ているので、そちらへ坂を登って進んでいきました。

坂道の途中、左手に現れたのが、『埋門(うづみもん)跡』です。

熊本城 熊本城埋門 埋門

埋門とは石垣に埋めるようにつくられた門だそう。

普段は、家臣達の城内への出入りに使用されていましたが、有事の際は百間石垣の東側を固めて新堀御門の後盾となる重要な働きをしていたようです。

ただ、この門は平成元年につくられたもので、当時の形状とは異なるそうです

さらに進むと整然と並ぶ石の数々。

熊本城 熊本城石垣 崩落した石垣


石垣のひとつとして積み上げられるのを静かにまっているようです。

熊本城 熊本城石垣 崩落した石垣

元の場所におさまるように、石にはそれぞれ番号がつけてありました。

完全復旧までには、あと30年くらいかかるそう…。

石垣の復旧って気の遠くなるような作業なんですね。

【国の重要文化財】平櫓・不開門を発見

熊本城の伝説のひとつとして語られる不開門(あかずのもん)

熊本城 熊本城平櫓 熊本城不開門

坂道を下ったその先に、伝説のその門がありました。

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その名の通り鬼門に置かれた「開かずの門」と呼ばれる門です。

熊本城 熊本城平櫓 熊本城不開門

現在は復旧作業中のため近くまで行くことはできません。

遠くから見ることかできませんでしたが、観光地というより歴史の時間の中を覗いているような感覚でした。

地図:熊本城 不開門(Googleマップ)

ちなみに不開門と同じく重要文化財の『平櫓』は、城の鬼門(北東)を守るために配置された櫓です。

目立たないながらも熊本城の守りの要として大切な役割を果たしてきました。

不開門をあとに、二の丸方面へとUターン。ここからは急な坂を登っていきます。

戌亥櫓と宇土櫓の現在は?

急な坂を登り終え、少し歩くと左手に『戌亥櫓』の看板が見えてきます。

熊本城 熊本城櫓 熊本城戌亥櫓

熊本城の西北をそっと守ってきた戌亥櫓(いぬいやぐら)。

干支で北西を表す「戌」と「亥」にちなんで名付けられた、木造2重3階建ての隅櫓です。

明治時代にいったん姿を消しましたが、2003年に復元されました。けれど2016年の熊本地震で被災し、いまは修復のため解体中です。

熊本城 熊本城櫓 熊本城戌亥櫓 宇土櫓

東に延びる崩れた石垣は、地震のすさまじさを今も私たちに伝えてくれます。

戌亥櫓の凛としたその姿に出会えるのは、2032年度の予定だそう。

地図:熊本城 戌亥櫓(Googleマップ)

写真の奥に見えるのは国の重要文化財である宇土櫓です。
今は足場に囲まれて、その姿を見ることはできません。

宇土櫓とは

熊本城に現存する国指定重要文化財です。

加藤清正の慶長期に築かれ、外観3重、内部5階地下1階の壮大な構造で、熊本城最大級の高さ(約19m)を誇ります。

西南戦争の火災を免れた貴重な現存建造物ですが、2016年の熊本地震で大きく損傷しました。

現在は解体調査中のため足場に囲まれ、2032年度の修復完了を目指しています。

熊本城 熊本城天守閣 熊本城宇土櫓 熊本城二の丸公園

宇土櫓も、戌亥櫓も完全復旧まではまだ時間がかかりますが、少しずつ元気を取り戻していく姿を見守れるのも、今ならではの体験です!

ここで、最終目的地(=スタート地点)の二の丸公園に到着です!

熊本城の外堀散策はこんな人におすすめ

✔人混みを避けて歩きたい
✔熊本城の復旧の様子を見たい
✔歴史をじっくり感じたい
✔写真をゆっくり撮りたい

天守閣だけでは見えない、もうひとつの熊本城があります。

まとめ|天守だけじゃない熊本城の魅力

熊本城の外堀周辺は、にぎやかな天守とは違う静かな時間が流れる場所です。

復旧中の石垣、遠くに見える櫓、番号の振られた石。そこには「守り続ける城」の姿がありました。

熊本城を訪れたら、ぜひ外堀まで歩いてみてください。きっと、より深く熊本城を感じられると思います。